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2012年5月13日 (日)

No.35:続・究極の模型鉄道展 見学

この展覧会に出品したモデルは数百両に及びますが、老生が興味を
持って撮影した中の一部を紹介します。

次図は九州鉄道の2000型客車です。客室の細部に至るまで再現して
いるのに感心します。この九州鉄道は明治期に開通した私鉄でした。
当時の地方幹線は殆どが民営で、それぞれの企業が英米独仏などの
技術を導入していたのです。

05_no2000

後に各社は国有化され鉄道省が経営に当たりました。それまでは各社
が各様の技術仕様に拠っていたのが、統一化が図られ経営効率は向
上しましたが、各社の特徴は失われました。この客車にはピアノまで
備えられた豪華なものでしたが、実運行には至らなかったようです。

次は国際豪華列車として知られたオリエント急行の食堂車です。これ
も屋根を外して内部が見えるようにして有ります。

06

この模型は19世紀後半から20世紀初頭の豪華なヨーロッパ文化を
彷彿とさせる、凝った内装を再現しています。壁紙・羽目板・照明・
小物などから天井の装飾に及ぶ豪奢な意匠には驚かされます。

次は日本の電気機関車ED16型です。
11_ed1616

このELは1931年に18両造られました。国産機の揺籃期の傑作と云
われ1984年に引退するまで活躍しました。同じく国産のEF52型を原
型とした中型機で、急勾配区間での運行に用いられました。開発当
初には重連運転において総括制御方式を可能とする機構を導入す
るという野心的な試みが有ったそうです。

残念ながら当時の技術は未成熟で、この機構は除去したようです。
出品されたモデルは細部に至るまで再現され、国産初期の技術者
の意気込みを感じさせるような出来栄えです。

次は、フランスとドイツのELです。どちらも、日本のELに比してデザ
インも塗装も瀟洒な感じがするので掲載します。欧州大陸の田園や
山岳の風景に溶け込むような気がします。

SNCF (フランス国鉄) 2D2-9101型は1950年に製作されたモデル
で旧形式の最終モデルとされています。それだけに完成度は高く
パリ・リヨン間の急行列車を牽引し、最高速度は140kmに達しました。

12_2d2
DR (ドイツ鉄道) E1912型については、詳細は不明ですが、ほぼ同時
代の製品で、且つ同クラスのELではないかと思われます。

13_e1912

次図はドイツ連邦鉄道 (DB) のE03型 EL です。ヨーロッパ横断特急
(TEE) の「ラインゴールド号」を牽引する交流 EL として有名です。

18_db_e03

1965年に開発され、200km/h の高速を誇りました
原信太郎氏は、1982年に、このE03を運転するという稀有な体験を持
つそうです。当局の特別の許可を得て、運転部長の立会いの下で、
ハノーバー・ハンブルグ間1時間の運転をしたそうです。鉄道模型の
世界的なコレクターとしての名声が、可能にしたのでしょうか?

                              <以下次号>

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