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2012年6月 4日 (月)

No.38:続 「八王子と鉄道展」 見学

八王子駅は幹線である中央線の主要駅で有り、比較的短距離の亜幹
線である八高線と横浜線の起点駅でも有ります。この両線は絹織物産
地と横浜港を結ぶシルクロードとして重要視されました。

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八高線は八王子・倉賀野(高崎)を結び、上越線のバイパスとして軍需
物資の輸送にも活躍した時期が有りました。1934年に全線が開通し、
SLが列車を牽引していましたが、1972年には電化されて電車運転に
移行しました。この時に、お別れ運転が行われファンが集まりました。

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横浜線は1908年に横浜鉄道により創設され、1917年に国有化され
ました。当初はSL列車でしたが、比較的早い時期に電車運転に移
行したようです。

この展示には「鉄道唱歌」のテキスト本が出品されていて、掘り出し
モノと感じました。一般に知られている鉄道唱歌は大和田建樹の作
詞により1899年に発表され、6集374番に及ぶ大作ですが、中央線
を詠み込んだ作品は有りません。

その後に中央線をテーマとした鉄道唱歌が別人により創られたとの
記録を散見します。例えば1911年に福山寿久が創ったとの記事を
見つけましたが、その歌詞は判りません。中央線鉄道唱歌と銘打っ
た作品もあるようですが、詳細は不明です。

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ここに出品されていた書物は作詞者も出版社も明記されていないの
で、上記のどれかに当るのか、それとも全くの別物であるのか不明
です。伝えられる処では、大和田氏の作品がベストセラーになった
ので亜流が氾濫したそうですから、これもその一つかも知れません。

一応、歌詞を示してしておきます。

「 はやくも来たれり八王子  ここぞ名に負う織物の
       市に賑わう一都会  わが乗る汽車もここまでよ 
 いざとばかり草鞋を  はきて踏み出す甲州路
               二里をたどれば高尾山  秋の錦ぞ床しけれ
 小仏峠こえ行けば  国は相模の吉野駅
       境の橋のその先は はや甲州の上の原
 旅をなぐさむ桂川  断岩絶壁岸をなし
       さかまき来る水の瀬に  立つ波白く玉ぞ散る 」 

これで見ると途中下車して高尾山に立ち寄っています。ミシュランに
紹介されて世界に名を知られるようになりましたが古くからの名所で
ありました。

                          <以下次号>
         
         
 

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