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2012年7月 6日 (金)

No.43:稲毛民間航空記念館 探訪

前号に記した「民間航空発祥の地 記念碑」から2km ほど行くと稲毛海
浜公園に達します。この公園は広大で多くの施設を備えますが、その
一隅に「稲毛民間航空記念館」が在ります。

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日本の民間航空の歴史は奈良原三次氏が開設した稲毛飛行場から
始まります。奈良原氏の主導により数多くの操縦士・設計者を輩出し
て民間航空の基礎を創りました。その業績を後世に伝えるために千
葉市が建設したものです。

記念館そのものは比較的小規模ですが、それなりに貴重な展示品
が見られます。その中でも売りは次図の奈良原式4号"鳳"の実物大
レプリカです。

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この機は初飛行に成功した奈良原式2号に次ぐモデル(3号は未完
で欠番になっています)で、1912年4月に川崎競馬場で有料公開飛
行を実施しました、操縦者は白栄之助氏で民間操縦士第1号の名声
を得ました。
次いで同年5月には青山練兵場(東京)において時の皇太子殿下・皇
孫殿下の御前で台覧飛行を行い、大成功を収めました。

次図は白戸式37号の模型です。白戸氏は奈良原氏の下で教官を勤
め伊藤音次郎氏らに操縦を教えました。その後、白戸氏は1916年に
千葉市寒川新宿に白戸飛行機練習所を開設し、飛行士の養成に尽
くしました。この機体は1921年製で、奈良原式よりも約10年を経て、
かなり洗練された形になっています、むろん性能は向上しました。

08_37

次図は長距離機 "A26" の模型です。時代はずっと後の1943年頃の
製品で、稲毛とは直接の関係はなさそうです。しかし、非公認ながら
長距離飛行の世界記録を樹立した機体ですから技術開発史の上で
有意義な展示と云えるでしょう。

09_a26

この他にも、稲毛を中心に1945年ぐらいまでの航空機に関する多く
の展示が有ります。ジェツト機時代になってからの展示品は無いよう
ですが、歴史の一齣を保存する記念館とて一見に値します。

07_narahara_2日本の民間航空の黎明
期に活躍した奈良原三
次氏の肖像を示します。

なお、氏は一時期 航空
界から引退していた時期
が有ります。
男爵という名門家系の出
身ですから、周囲が心配
して身を退
くように進言し
たと伝えられています。

後には、航空事業を推進
する団体の要職にも就き、
航空界発展に一身を捧げ
ました。
          <以上>

 

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