無料ブログはココログ

« No.72:JRの電気機関車と郵便切手 (3) | トップページ | No.74:旧い製図器が出てきました »

2013年2月27日 (水)

No.73:JRの電気機関車と郵便切手 (4)

EF58型:戦後初の設計による洗練された外形のEL

1948年に設計されたスマートな車体です。流線型的なフォルムを導入し、それまでのEF級には必ず有った前後のデッキを廃し、その分車体を長くしました。

Ef58_900131 Ef58

塗装は従来の黒から明るい緑に変わったことも当時としては画期的な事で、ファンの間で話題になったものでした。
出力は1900kW と強化されました。名機と云われたEF53型が1350kWでしたから、大幅なパワーアップでした。初期のモデルは戦後の混乱期の故か信頼度に問題があったようですが、1952年頃には改善されて主要幹線で活躍しました。

EF65型:寝台特急の牽引に活躍した名機EL

1964年に登場した平坦路線用の高速機です。

Ef65 Ef65_2

このELの特徴は車軸配置が以前のEF型と異なるとです。すなわちB-B-B という形式であって、従来の定石であった 2C+C2 とは大きく異なるのです。
また、出力はさらに増加して2550kW にもなり、戦前の標準機の2倍に達しました。元来は寝台特急のために開発されたのですが、重連して特急貨物の牽引にも活躍しました。
このモデルの生産数は300台を超え、日本EL史上最多と云われます。なお、この写真に限りオレンジカードから採りました。

EH10型:最大級の貨物用EL

Eh10_900228 Eh10

1954年に造られた貨物牽引用のEL で日本唯一の8軸動輪形式です。しかも車体構造はED型 2台を永久連結したような特異な形状です。(B-B)+(B-B) とも云うべき車軸配置をしています。
東海道本線・山陽本線で長大な貨物列車を牽引しました。全長は22.5m も有り、まさに最大級のELでした。出力は2550kW ですからダントツというわけでは有りませんが、8軸動輪ですから牽引力は強く、勾配区間にも威力を示しました。

このモデルのデザインは、民間の工業デザイナーの手に成りました。国鉄が外部にデザインを委託した先駆でした。

たまの玄太の一言

手元に有った切手などを整理した時、鉄道車両に関わるモノを抜き出し、それにメモ書きを添えて纏めてみました。

老生が鉄道、特に車両に興味を抱いたのは、もう70年も前からです。その当時には"鉄ちゃん"なるコトバは有りませんでした。"鉄道好き"とか"鉄道マニア"と云うコトバはあったように記憶しています。
現在のように、"乗り鉄" "撮り鉄" "録り鉄" "収集鉄" "駅弁鉄" "車両鉄" などと細分化はされていませんでした。

それに、戦中・戦後の窮乏時代でしたから、カネのかかる事は一切出来ませんでした。それでも新しい車両が走る、と云う類に情報は口伝えで広まるもので、ただ一本の列車の運行を見るために出掛けたものです。
また、少年雑誌や科学雑誌には新型車両の写真や図解が掲載されたので食い入るように眺めたりしました。今のコトバで云うならば "車両鉄" のカテゴリーに属するかも知れません。

級友にも何人かは同好の士がいて、時に情報交換し、時に知識を誇りあったりもしました。
以来、歳月は流れ社会の荒波に揉まれて、少年時のような情熱は消え去りましたが、それでも新しい車両の報道は気になりますし、外出時に思いがけずに珍しい車両に遭遇すると嬉しくなります。
 
                             <以上>                              

« No.72:JRの電気機関車と郵便切手 (3) | トップページ | No.74:旧い製図器が出てきました »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/575020/56851872

この記事へのトラックバック一覧です: No.73:JRの電気機関車と郵便切手 (4):

« No.72:JRの電気機関車と郵便切手 (3) | トップページ | No.74:旧い製図器が出てきました »