無料ブログはココログ

« No.81:航空機と郵便切手 (7) | トップページ | No.83:航空機と郵便切手 (9) »

2013年4月25日 (木)

No.82:航空機と郵便切手 (8)

「第二次世界大戦に関わる切手」

1939年に欧州で勃発した戦争は、その後に日米なども巻き込んだ世界大戦に拡大し、1945年の終結に至るまで各地で死闘を繰り返し惨禍を齎しました。しかし、終戦から約70年を経た今日では大戦についての記憶を持つ人は80歳以上の方々でしょう。
それ以下の方々は記録や話でしか知らず、しかも一種のタブー視されて来たので往時を伝える資料の類も棄却・散逸したものが少なくないようです。郵便切手について云えば、今日に残されているものは多くはないようです。

"真珠湾攻撃の切手(日本)"

Photo_2 下図は日本海軍機動艦隊が米ハワイ基地を攻撃した時の記念切手です。残念ながら画像の鮮鋭度は良く有りません。
ずいぶん探したのですが、これ以上のものは得られませんでした。
全体のスケールが極めて大きい戦場の光景を小さな切手に収めるというのが、無理難題なのかもしれませんが。


この攻撃については、後に幾多の論議を呼びましたが、戦術に限れば独創的であり、前人未到の作戦でした。それまでの軍事常識では航空機の持つ攻撃力では大型で装甲の厚い戦艦を撃沈するのは不可能とされていました。それに防御力の弱い空母を含めた大艦隊で大遠征をするのも無謀と見られていました。

しかし、この作戦は成功を収め、世界の戦術思想を一変させました。航空母艦を中心とする機動艦隊を駆使する戦術は、従来の戦艦を主とした砲撃戦を過去のものとしたのです。

"九九艦爆と零戦 出撃と攻撃 "

ドミニカ共和国の切手ですが、真珠湾攻撃に活躍した日本海軍機を図柄にした切手が有ります。

Photo_3 Photo_6

上左図は "九九式艦上爆撃機"、上右図は "零式艦上戦闘機" で、空母"赤城"から出撃しようとする場面です。九九艦爆は精度の高い急降下爆撃で、零戦は空戦性能と大航続力で、有名な機体です。
このような図柄の出処は判りませんが、日本の出版物 (戦後の) から採ったものと思われますが如何なものでしょうか? モノクロ写真を基にアレンジしたのでしょう。
それにしても、大戦には直接は関わらなかったドミニカ共和国が、戦後かなり経てこのような切手を発売するとは意外に感じます。 

次の切手はマーシャル諸島の発行になるモノです。

Photo_12 Photo_13      

上左図は米戦艦アリゾナを襲う日本の "九九艦爆" です。その上空には迎撃する米陸軍の "カーチスP-40" と米海軍の "グラマンF-4" が描かれています。上右図は日本の空母 "赤城" を飛び立つた "九九艦爆" の姿です。縦長の珍しい形をしています。この図柄は画家の手によるものでしょう。

"九七艦攻と零戦"

パラオおよびセント・ヴィンセントが発行した珍しい切手です。
下左図は "九七式艦上攻撃機" 下右図は "零式艦上戦闘機" です。どちらも描かれたモノでしよう。
"九七艦攻" は魚雷攻撃と水平爆撃を主任務とする機種ですが、真珠湾攻撃では雷撃により戦果を挙げました。真珠湾は水深が浅くて魚雷攻撃は困難とされていましたが、そのハードルをクリヤしたのは搭乗員の技量と改良された魚雷の性能によるものでした。

切手の図柄では、"九七艦攻" は魚雷投下の瞬間を描き、"零戦" は母艦から飛び立った直後で落下増槽を着けた状態を描いています。

Photo_14 Photo

以上に紹介した切手の殆んどは戦後になって海外諸国から発行されたモノです。日本で発行したものは極めて僅かしか見当たりません。例えば真珠湾攻撃に続いた "マレー沖海空戦" や "インド洋海空戦" などをテーマにした切手が有ったのではないかと思い、方々探しましたが見当たりませんでした。

これは探し方が至らないのか、もともと発行されなかったのか、或いは戦後に棄却処分されてしまったのか、判りません。
また、戦後になって諸外国から発行された理由や経過も良く判りません。
ご存知の方がおられれば、ご教示下されば幸いです。

                           <以下次号>                                 
                         

« No.81:航空機と郵便切手 (7) | トップページ | No.83:航空機と郵便切手 (9) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/575020/57244669

この記事へのトラックバック一覧です: No.82:航空機と郵便切手 (8):

« No.81:航空機と郵便切手 (7) | トップページ | No.83:航空機と郵便切手 (9) »