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2013年11月13日 (水)

No.99:気象神社を探訪・参詣

JR中央線高円寺駅から近い、杉並区高円寺南4丁目に在る氷川神社の境内に日本唯一の「気象神社」が鎮座しています。次図はその社殿です。

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この神社の由緒は社殿左に在る掲示に詳述されています。

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その記載内容は下記の通りです。

「 気象神社 御祭神 八意志兼命 (やごころおもいかねのみこと)

    智恵の神 例大祭 六月一日 (気象記念日)                」

「気象神社由緒 御祭神 八意志兼命 (やごころおもいかねのみこと)
                智恵の神

この気象神社は、旧陸軍気象部の構内(旧馬橋4丁目、現在高円寺北4丁目)に昭和19年4月10日造営、奉祀され、途中空襲による焼失、再建されたが太平洋戦争の終結に依り気象部隊解散に伴い旧気象部隊関係者によって払い下げを受け当高円寺氷川神社に昭和23年9月18日遷宮祭を執行し、移設されたものである。
以来気象部隊関係者を始め多くの方々のご参拝、奉仕を受けて参りましたが月日の経過と共に社殿の腐蝕が甚だしく遷宮55年を記念して新しい社殿の御造営に着手し、平成15年6月1日の気象記念日に竣工式を挙行した。

        平成15年6月1日 氷川神社宮司 山本雅道       」

日本神話によると、八意思兼命 (思兼命) は、天孫降臨の際に瓊瓊杵尊に随伴した神様です。天の岩屋戸に隠れた天照大神を引き出すために、神楽舞の方策を講じた神様で、多くの人々の思慮を一人で兼ね備えたと云われています。それですから "知恵の神様" として崇められています。

また、思兼命のカネは大工道具の曲尺のカネに通じるとして、大工が建前の時に行う手斧(ちょうな)初めの儀式の主神にもなっています。思兼命を祭神とする神社は各地に在りますが、いずれも建築関係の神として祀っており、お天気の神様としているのは、この気象神社だけだそうです。

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左図は気象神社の "絵馬"です。お天気を司る神様ですから、古来の風習に擬えて "下駄"の形になっているのは面白い趣向だと感心させられます。右図は "お守り" で、太陽と雨(傘)と雲を配置した意匠になっています。
この神社には気象関係者、とくに気象予報士を受験する方が多く参詣するそうです。また、各種のイベントに先立ち、晴天を祈願する方も見受けると云われています。

日本には、"水の神"や "山の神"は数多く在られますが、「晴・曇・雨・風・雷・霜・雪・霧の8つの気象現象」を司どる神は、ここだけと云われています。

Hikawa_koenji_01_2 八意思兼命をお天気の祭神としたのは、天照大神が天の岩屋戸に隠れられて、世の中が暗闇になったとき、岩戸を開ける方法を考えられたので、暗闇を明るくする力を持った神とされたという事でしょう。

上図は気象神社のある氷川神社の社殿です。祭神は天照大神の弟の素戔鳴尊で、天の岩屋戸の変の原因となった神です。その変の解決策を考案したのが、八意思兼命ですから、いわば敵対関係に有った2柱の神様が同じ境内に祀られているのは如何にも日本的という感じがします。
                             <以上>

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