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2014年4月29日 (火)

No.108:日本科学未来館で「世界一展」を見る (1)

F_001a東京・江東区にある「日本科学未来館」 で"世界一展 極める日本! モノづくり!" という特別企画展が行われているのを知り、見学してきました。

会場での展示品は伝統工芸から先端技術に及び、200種にも達しますが、その分類がユニークなのに意表を突かれました。その分類とは「食」「衣」「住」「美」「遊」「工」「情」「医」「観」「街」「交」です。

そうして、これらの項目を横断的に結ぶコンセプトとして「心と技をつなぐ」「もったいない」「こだわり」「自然と生きる」「自然と生きる」「おもてなし」を挙げていました。

この分類やコンセプトは、在来のこの種のイベントにはない斬新さを感じました。この世界に馴染みの少ない一般市民にも興味や関心を持って貰おうとの配慮が感じられます。

数多い展示の中から、老生の目に付いた展示品をアトランダムに幾つか紹介します。

   「味覚センサ」 (左)                 「全自動イカ釣り機」 (右)
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"味覚センサ"は食品などの味覚を数値化する装置で、従来の主観的な官能検査に代る画期的な製品です。塩味・苦味・甘味・酸味・渋味・うま味・コクを数値で示します。食品関係だけでなく医薬品企業でも賞用されています。

"全自動イカ釣り機"は、漁師の熟練技術を数値化して自動制御システムに組込んだ製品で、1隻の漁船に64台を搭載し、1人でコントロールできます。イカ釣り漁に革命をもたらし、世界30カ国に輸出されています。

       「無人ダンプトラック」 (左)      「マホガニーバイク」 (右)

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"無人ダンプトラック"は鉱山などで威力を発揮します。GPSや無線ネットを介し遠く離れた中央管制センターからの指令て゛運転操作します。多数のセンサーを備え、現場の障害物を検知したり、車両の稼動状況をチェックしたりします。
このトラックの出現により、苛酷な鉱山の現場作業が一変し、各地に散在するトラックの整備状態を一括管理できるようになりました。

"マホガニーバイク"は古来より蓄積された木工技術の集大成で、炭素繊維製よりも軽く、また適度にしなるので、漕ぐ力が伝わりやすく、速度も出せます。

      「ハードロックナット」 (左)      「精密射出成型」 (右)

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"ハードロックナット"は絶対に緩まないネジとして世界中で使われています。従来のネジは激しい振動や衝撃が加わると次第に緩み遂には脱落するので、種々の対策が講じられましたが不十分でした。これは日本古来の木造建築で多用された"くさび"の技法にヒントを得て開発されたオンリーワンの製品です。

"精密射出成型"の一例としてプラスティック製歯車を展示していました。歯車のモジュール0.02mm, 歯先外形0.149mm, 重さ0.0001mg, という極小なモノですが、これを造るための超小型の金型、そのための超精密加工技術、の連鎖には驚かされます。

「CNTコーティング導電性繊維」(左) 「ミンク仕上げマフラー」(右)

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"導電性繊維"とは、ポリエステル糸を構成する"繊維"の一本一本に、カーボンナノチューブをコーティングするという染色技術を活かした画期的な技法で、電気を通すことが出来る繊維です。在来の"糸"にカーボンを練り込んだ製品に比して伸縮に強い特長を持ちます。

"ミンク仕上げマフラー"は特殊アクリルを使い、時間と温度を調整しながら染色と特殊加工を施して、本物のミンクに匹敵する風合い・手ざわり・色合いを実現しました。伝承技術と最新技術の融合の成果です。

          <以下次号>

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