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2017年5月16日 (火)

No.171:JAXA 調布航空宇宙センター公開を見学 (2)

57_mu_pal_s 左図は「多目的実証実験機 "MuPAL-α"」の模型です。ドルニエ社Do-228型を母機として開発されたフライト・シミュレータで、先進航空技術に関る実証研究を目的とします。可変安定応答機能・高精度計測システム・先進航法システム・セカンド コックピットなどを装備します。
この機は前記の"ク ィーン・エア"の後継機として計画・運用しました。なお、この実機は調布飛行場に隣接した第二会場に展示されていました。

55_s 左図は「実験用航空機 "飛翔"」の模型です。セスナ社680型機を母機として、将来に予想される種々の飛行実証を行うための設備を搭載しています。速度・高度・飛行姿勢・機体位置・舵面やエンジンのの作動状態を高精度で計測するセンサーとデータ収集装置などです。さらに、下方を撮影するカメラ窓、計測ポッドを装着する懸架装置なども備えます。

61_bk117c2_s_2 左図は「実験用ヘリコプター "BK117C-2" 型」の模型です。川崎重工社の製品で、ヘリの安全性・環境適合性の向上に関る様々なデータの計測・記録を行います。
日本は国土が狭く山地が多いので、ヘリコプターの活用は諸外国に比して盛んだと云われています。それだけに、多方面にわたる詳細なデータの収集が必要とされ、そのために活躍しています。

JAXA調布航空宇宙センターには、特異な設備が幾つか在るそうです。その幾つかを記載します。

下左図は「低音速風洞」、下右図は「遷音速風洞」の図解です。
前者のは2mX2mの大きさの測定部を備える連続循環式低速風洞で、最大風速は 67m/s に達します。航空機の離着陸時や低速飛行時の空力特性データや、低速域における各種現象の研究に用います。また、飛行中の突風を模擬できる装置も装備しています。

021_ss 022_ss_2

後者は0.6mX0.6m の大きさの測定部を持つ噴出式風洞で、マッハ数が0.6から1.2の範囲の試験ができます。この風洞では遷音速域で巡航する航空機の空力特性とフラッタ特性を観測します。説明書に依れば世界唯一との事です。

850_fs_ss 左図はフライト・シミュレータの説明書表紙の一部です。これは現実の操縦機の操縦と等値な感覚を操縦士に与える装置で、実機の操縦に比して高い安全性と少ないコストで、訓練・実験・評価を行えます。
本シュレータは、高い柔軟性を持ち、3種のコックピット・システムと固定翼機・回転翼機の機体モデルを組み合わせ、目的に応じた実験環境を構築できます。


800_jaxa_5図はJAXAの誇るスーパー・コンピュータです。設計計算に、試験結果解析に、資料の分析に、各種のシミュレーションに成果を得ました。

         <以下次号>

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