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2017年5月20日 (土)

No.172:JAXA 調布航空宇宙センター公開を見学 (3)

"日の丸 超音速旅客機" の夢を追う

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72_s JAXA公開展示の一隅に、思いがけないモノが在りました。それは超音速旅客機の構想と模型です。
現在、全世界には運行している超音速旅客機は在りません。 20世紀末に英仏連合が超音速の "コンコルド機" を就航させた時期が有りましたが、運行コスト高と騒音問題に直面し、さらに大事故により失われてしまいました。 ほぼ同時期に旧ソ連邦も計画・試行は行いましたが実用に至りませんでした。

JAXAがそのような難題に取り組んでいた事を、今回の公開で知り、頼もしく嬉しく感じました。もっとも、JAXAとしては実用機材の開発を目指すよりは、超音速旅客機の開発に必要な基礎研究とデータ収集に注力していると推察されます。
説明資料によれば、同機の全長は 53m, 全幅は 23.3m, 重量は 70t, 巡航速度は 1.6mac, 乗客数は35~50人、となっています。嘗てのコンコルド機に比すれば、一回り小型と云えます。

しかしながら、この機には "ソニック・ブーム (超音速衝撃波爆音)"を低減する秘策が込められています。 スパコンによる解析に基づき、機体先端部および後端部の形状を工夫して低音化を実現したのです。その効果は既に「超音速試験機 (展示室に実機展示)」で実証されています。
これらの成果を採り入れた "日の丸 超音速旅客機" が世界の空に雄飛する日を期待したいと感じました。

"無人飛行機 (大氣データ収集用) "

76_s 左図は大氣データ収集などに使う無人飛行機です。いわゆるドローンに比して大形の固定翼機です。回転翼型のドローンに比して高速で長距離飛行が可能との事です。フロペラは中央胴体の後部に装着した推進式です。
一般的なプロペラが胴体前部にある牽引式だと、不時着などに際して地上の人や器物への被害が大きくなりがちなので、それを避けるための配慮だそうです。

"着陸実験機 FTB"

69_ftb_s 左図は "着陸実験機 FTB " の図解です。現物も展示されていました。
本機は月面探査に際して必要な軟着陸技術の確立を目的に試作され、多くのデータを得、且つ有用性を実証したそうです。
展示品は実物と思われ、その高さは人の身長ぐらいでした。

" ペーパー・クラフトのお土産"

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上左図は "JAXA" のロゴ入りの紙飛行機「イカ」です。上右図は地球儀です。どちらも、A4版の中厚紙に印刷されている図を切り抜いて組み立てます。飛行機は折り紙の感覚で容易に出来ましたが、地球儀はかなり苦心しました。糊付けの工程が終りに近付くと次第に難しくなります、始めのうちはクリップなどで接着箇所を固定出来ますが、最終に近付くと、それが不可能になるので、接着面が乾くまで指先の微妙な操作を要しました。

<ブロガーの一言>
老生は1929年生まれ、小中学生の頃は飛行機マニアで軍用機の設計者を夢見ていました。 1945年の敗戦で、その夢は絶たれ、電子通信の開発者に転進して、先端技術の開発に関りました。
米寿に近い今日、もはや航空も電子技術も
縁遠くなりましたが、このようなイベントがあると、往年の血が騒ぎます。今回の公開を見学して先端技術の一端に触れて、活力を得た気がしました。

                 <以上>

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