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2018年9月28日 (金)

No.198:迷論、格差に関わるモロモロ (1)

 世に格差に関わる名論卓説は数多く在ります。
_その数冊を通読してみると、その多くは、いわゆる 「学歴格差」 から出発しているように見受けます。
  要約すれば、難関とされる大学を卒業すれば、官公庁・一流企業に就職しやすく、その組織の中では順調に昇進して、一生を安泰に過ごせる。また、その子供は恵まれた環境の中で成長して、親の歩んだコースと同様な人生を送れる、というような論法です。さらに、その裏返しとして、経済的に厳しい環境にあると高学歴を得ることが難しく、好条件の就職が出来ず、不遇の生活を続けることになる、その子供も同様なコースを辿らざるを得ない。
  まあ、このような視点から話を展開しています。しかしながら、別の観点でも、世には様々な格差が存在します。この小文では老生なりの視座から迷論を展開します。
 
[ 知名度に関わる格差]
    世の中には、名前を云えば、殆どの人が知っている人材が相当数います。スポーツ選手や芸能人などが該当するでしょう。
    例えば、総理大臣の氏名を知らないを人は居ても、歌手の安室奈美恵の名を知らない人は殆ど居ないでしょう。同様にノーベル賞受賞者の名を知らなくても、著名なプロ野球選手の名を知らぬ人は極めて少数でしょう。
  この知名度に目を付けた政界の知恵者が居ました。一時期、OOチルドレンと揶揄された国会議員が輩出しましたが、これは世間に名の売れた候補者を立てれば当選しやすいと考えた選挙参謀の策だと云われています。
  しかしながら、スポーツや芸能の分野で傑出した人が国会議員として有能な人材であるとは保証されません。要するに人数合わせのために駆り出されたというのが実情でしょう。とは云うものの当選すれば、国会議員という地位・名誉・収入を若くしてに一挙に手にするわけです。
  先に挙げた "学歴エリート" の場合でも、受験戦争を勝ち抜き、キャリヤ官僚や大企業の出世コースに進んでも、  
晩年に及んで国会議員に相当する程度の地位・名誉・収入を得られる人は極く僅かです。 
  また、卓越したスポーツ選手や芸能人は、若いうちに各種の栄典に預かる機会も多いようです。例えば、「国民栄誉賞」の授与や皇居での園遊会に招かれる等です。
     一方では高級官僚や業績のある大学教授でも70歳になって叙勲されるのが通例のようです。さらに民間企業人などは国益に資するような仕事、例えば輸出を伸長する、先端技術を開発する、等をしても国家的な栄典を受ける人は多くはないようです。
 
[ 世襲による格差 ]
  "二世議員" というコトバが有ります。親子二代あるいはそれ以上というケースはかなり多く見受けられます。選挙には地盤・看板・カバンという "三バン" が必須であるとは昔から云われています。その地域においての顔役・世話人であること、名前が知れ渡っていること、資金が豊富であること、がキー・ポイントであることを意味します。
_この場合も、親が立派な議員であっても、その子が優秀な議員になれる保証はありません。それでも、無名の新人候補者よりは、選挙で著しく有利であることは明らかです。
  また、前述した芸能人の中でも俳優には二世が少なくないようです。一方で、アスリートの方々の二世は比較的少ないようです。これは、天性に恵まれた上に永年の精進を必要とし、"親の七光り" が及び難いからでしょう。
  別の話ですが、各大学が校友や父兄に寄付を求めると、その成果には大差が有ると云われています。名門大では、K大がダントツで次いでW大、T大となるそうです。その理由としてし、K大の校友や父兄は経営者、それもオーナー経営者が多いからだと云われています。オーナーであれば、自己に裁量で金を動かし易いわけです。これに反して、T大の校友や父兄は高級官僚や大企業のトップで有っても、組織の一員であって自己の裁量で金を左右出来難いと云われます。W大の場合は、両者の中間と見られます。
  これなども、世襲の効果でしょう。一般にオーナー経営者は世襲が多いと云われています。K大の場合、一家一門が幼稚園から大学 (あるいは大学院) までの一貫教育を受けて社会に出た人材が多く、卒業者で構成する 「三田会」 は財界を始め各分野で一大勢力を誇っています。
 
            <以下次号>

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