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2020年3月16日 (月)

No. 239 : 諸賢の高説・名言・警句 (4)

「 新聞記者ほど傲慢な職業はない !!  」

  新聞記者ほど傲慢な職業はない。彼等は、その道の専門家に数時間ぐらいのインタビューをしただけで、専門家が半生を費やして獲得した学識・経験・見識を把握した心算になって、モロモロの政策・社会現象・学芸など批判するような言動を臆面もなく表明する。しかも、批判するだけで対案を示さず、況してや実現のための具体案を提言する事は無い。
 ( 某大新聞の論説委員のエッセイ より)

{ 発行人の妄言 }

       上記の文は数年以前に某誌に掲載されたと記憶します。それを読んで共鳴しノートに記録したのですが、不覚にも出典・筆者を明記しなかったので、ここには明示できません。

       老生は、" 新聞記者 "   と云う語を  " コメンテーター諸氏 " に拡大したいと感じています。例えば連日、報道される 「 新型コロナ・ウイルス感染症 」  についてもコメンテター諸氏がテレビに登場して名論卓説らしい発言をしていますが、その何パーセントが実態を把握しての発言でしょうか?
感染症の専門家や医療行政のベテランでも意見が一致しない事例が有るような難問に対して、お気軽なコメンテーター諸氏は " 聞きかじりの耳学問 "  や " その場限りの思いつき "  を表明しているのではないでしょうか?
   まあ、
あの種の番組は、ワイド・ショーの形式を執った娯楽番組であって、学識経験豊かな人士が侃々諤々の論を交わす場では有りませんから、目に角を立てるほどの事はないとは思います。とは云うものの、コメンテーター諸氏の多くは、芸能人・アスリート・弁護士・評論家などの社会的には有名人が多いので、その片言隻句が独り歩きをする危険性が有ります。
   冒頭に挙げた新聞記者氏は、自分の立ち位置を充分に認識した上で自戒の念を篭めての発言をしたと思われます。コメンテター諸氏がこのような真摯な態度の人士のみであれば良いのですが、現実には、そうでない人々も混じっているらしく、思わず首を捻りたくなるような発言を聞くことが有ります。

   やや旧いケースですが、永世中立を標榜するスイスを理想化する論が盛んであった時期が有りました。多くの識者が採り上げてテレビ・新聞などで力説しました。しかし、論者の多くはスイスが " 国民皆兵 "  の制度を持ち、有事に備えて食糧などを家庭に備蓄する事を義務付けている実態には触れませんでした。同国の市民は自宅に銃を保管し、定期的に " 射撃訓練 "  を受け、核シェルターの建設を促進しているそうですが、全く触れませんでした。
   それですから、牧歌的な観光国家の印象とは対照的に " ハリネズミ "  のような武装で自衛している一面を備えているのが実状です。一部の識者は、" 永世中立 "  に " 非武装 "  を絡めて、日本もかく有るべし、と力説しましたが、とんでもない認識不足あるいは思い込みに基く暴論でした。

   一応は識者と見なせるコメンテーター氏でも、テーマに依っては怪しい言説を云う方々もいるわけです。特に話題が理系がらみである場合には、少なく無いようです。

        例えば、嘗て民主党が政権を得た折に目玉政策として 「 事業仕分け 」 が有りました。この時の論争で " スーパー・コンピューター "  を採り上げて、「 2番では駄目なのか 」 という大愚問を発した政権幹部がいました。この時には、旧7帝大及び早慶の学長が抗議に声明を発して、取り下げられた一幕が有りましたが、当初は支持するコメンテーター氏も少なからずいたようです。彼らはスパコンの機能も効果も知らず、知ろうともせず、予算額の大きさと、反自民党の空気で仕分けを肯定する姿勢を執ったのでしょうか?
   また、同時期に  「 東京には科学博物館が3館もある、無駄だ、統合すべきだ 」  という暴論もありました。この時には、某大物芸能人がコメンテーターとして某テレビ番組で言及していました。

   他にも大きな害毒を流した例には、学者・作家などの「 共産国家礼賛 」 が有ります。彼等は当該国から招待され、公式見学コースを案内されて、表向きの面しか見ないで帰国して理想社会だと持ち上げたのです。彼等は  「 中国の文化大革命 」 を " 世紀の偉業 "  と讃え、「 北朝鮮 」を  " 地上の楽園 "  と持ち上げました。さらに軽量級のコメンテーターとやらも追随しました。
   その後に、その実態は次々と暴露されたのは、皆様、ご承知のとおりです。

              <以上>

 

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